Herdrとは
Herdrは、AIコーディングエージェント向けに作られたオープンソースのターミナルマルチプレクサーです。Claude CodeやCodexなどを複数のpaneで動かし、projectごとのworkspace、tab、agentの状態を1つの画面で追えます。
公式Quick startによると、agentの状態は working、blocked、done、idle としてsidebarに表示されます。複数projectを同時に進めるとき、「どのagentが入力待ちか」をterminalを巡回せず確認できるのが大きな特徴です。
2026年7月21日時点の公式最新releaseはv0.7.4(2026年7月15日公開)です。この記事はStable docsと公式GitHubを基準にしています。
何が便利なのか
• workspaceごとにprojectを分離できる
• paneとtabをmouseで選択・分割・resizeできる
• Claude Code、Codex、Pi、OpenCodeなどを自動検出する
• clientをdetachしてもbackground server上のagentが動き続ける
• 複数workspaceのagent状態をsidebarで一覧できる
HerdrはAI modelやcoding agentそのものを提供するtoolではありません。各agent CLIのinstallとloginは別途必要です。そのうえで、複数agentを見失わず運用するための「作業台」になります。
install
公式install scriptを使う場合は次の1行です。実行前に内容を確認したい場合は、URLをbrowserで開いてから実行してください。
bash
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/ogulcancelik/herdr/main/install.sh | sh
Nix環境ならrepositoryから直接起動できます。
bash
nix run github:ogulcancelik/herdr
macOS/LinuxbrewではHomebrew formulaも用意されています。
bash
brew install ogulcan/herdr/herdr
最初のworkspaceを動かす
project directoryでHerdrを起動します。
bash
cd your-projectherdr
sessionにworkspaceがなければ自動作成されます。pane内で普段通りagentを起動してください。
Herdrはmouse-nativeです。paneやtabの選択、境界のdrag resize、右clickからのpane分割ができます。keyboard操作を使う場合は ctrl+b でprefix modeに入り、次のkeyを押します。
| 操作 | key |
|---|
| 右へ分割 | prefix+v |
| 下へ分割 | prefix+- |
| 新しいtab | prefix+c |
| 次/前のtab | prefix+n / prefix+p |
| workspace移動 | prefix+w |
| detach | prefix+q |
向いている使い方
1つのagentへ何でも任せるより、役割を分けると状態表示が生きます。例えば左paneでClaude Codeに実装を任せ、右paneでCodexにtestやreviewを依頼し、別tabでserver logを監視します。agentが blocked になったpaneだけ確認すれば、待ち時間を減らせます。
ただし、同じfileを複数agentが同時編集するとconflictの原因になります。workspaceやbranchを分け、担当範囲を明確にする運用が安全です。
公式情報
• Herdr公式site
• Install
• Quick start
• 公式GitHub repository
• v0.7.4 release
Herdrの価値は、agentを増やすこと自体ではなく、増えた作業を1画面で観測し、必要なpaneへすぐ戻れることにあります。まずは1project・2paneから試すのが分かりやすい始め方です。
